無人リモコンボートRemote control boat
3D計測サービス 国交省新技術情報(NETIS)登録済
- 「NETISとは」
- 国土交通省が、新技術の活用のため、新技術に関わる情報の共有及び提供を目的として、新技術情報提供システム(New Technology Information System:NETIS)を整備しています。
河川、ダム湖、海岸、港湾等の水域部において、GPSと音響測深機を装備したリモコンボートで水深データと位置データを取得し、深浅測量、浚渫工事の出来高管理等に活用出来ます。
また、地上の安全な場所で遠隔操作が可能なため、作業中の危険リスクの低減が図れます。
RC-S3
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- 測深精度
- 0.01m
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- 測深範囲
- 0.5m~80m
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- データ取得可能範囲
- 800m
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- 全長
- 1200mm
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- 幅
- 350mm
調査用無人リモコンボート 「RC-S3」(コデン)を河川やダム・湖での測量に使用しています。基地局との通信が連続して30秒以上途絶えた場合、またはボートのバッテリー残量が20%以下となった場合はボートの電源を入れた地点へ自動で戻る、自動回帰機能があります。
- 自律測線走行
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XY座標または緯度経度で入力した測線上をボートが自動で走行が可能です。自律制御プログラムにより、測線から0.5m以内で自律走行可能です。
事前に緯度経度等を入力しておけば、目的地へボートが自動で走行します。陸上からリモコンで指示を出すことにより、閉鎖性水域(地理的要因で、水の流出入の機会が乏しい環境 におかれている海、湖沼等)や浅瀬など、通常の測量では危険を伴う作業での安全性が向上しています。
- データ取得
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取得したデータは操船部のPCに無線で転送され、リアルタイムにデータを収集出来ます。
河川定期横断測量が可能で、河床や湖底の地形変動を把握することができます。
- データ処理
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データはCSVのため様々なソフトウェアで処理、加工が可能です。
右記のメッシュグラフは、赤が水中部の堆積量を、青色が水中部の流出(浚渫)量を表しています。
ポイント
- 河川・ダム・湖沼・海岸・港湾等の水域部で、安全に低コストで深浅測量を行うシステムです。測定している位置や方向管理が容易にできるため、工程が短縮され、施工性に優れています。
- GPSと音響測深機を装備した小型船を安全な箇所から遠隔操作するため、従来の有人作業における水難事故の危険性が回避できるため、安全性に優れています。
- 電動モータ駆動により、騒音・振動、排出ガスがないため、環境に優れています。